オンライン英会話が苦手なのは当然!対策を外資系人事が伝授
- 昇進や転職のためにオンライン英会話をやっているが、正直オンライン英会話は苦手だ
- オンライン英会話以外で、TOEICやビジネス英会話力を伸ばす方法が知りたい
- 英語が必須な外資系では、みんなオンライン英会話をどうしているのか知りたい
上記のように考えている方向けの内容です。
英会話が(日系よりは)多い外資系の人事として、オンライン英会話の話題は避けて通れません。
外資系の人事として、オンライン英会話が苦手な方が多いこともよく知っています。(私自身も苦手です)
というわけで今回はオンライン英会話が苦手な理由とその対処法について解説します。
前提:オンライン英会話が苦手なのは当然
まず前提として、オンライン英会話が苦手なのは当然です。
外資系にはオンライン英会話をやっているビジネスパーソンが多いのですが、好きでやっている人なんて多分5~10%くらいです。
- オンライン英会話が苦手という事は、帰国子女等の「英会話なんて苦もなく出来る」属性ではない
- オンライン英会話が必要という事は、英語力のアップを何らかの理由で強いられている
断言しますが、「もともと英語が割と好き」という人を除き、上記の状況を楽しめるわけがないんです。
英語自体が得意ではないのに、定期的なタスクとしてプライベートな時間に追加されているわけですから、当然です。
対処法:オンライン英会話が苦手でも続ければ慣れてくるし上達するが、別の手もある
オンライン英会話が苦手なのは当然だとお話しました。
重要なのは、それを前提としてどうするかです。対処の方向性としては、大きく3つほどあると思います。
- オンライン英会話の必要性を再考する
- 無理やりオンライン英会話を続ける
- 音読・シャドーイングに切り替える
それぞれ解説していきます。
オンライン英会話の必要性を再考する
- 外資系に勤めているから、必要だと思って・・・
- もし将来、外資系に転職したくなった時のために・・・
- グローバルビジネスの時代、英語くらいできないといけないと思って・・・
上記のように考えて、苦手なオンライン英会話を毎週やっている人は多いです。
立派な考え・行動だとは思うのですが、そのうち90%くらいは努力が報われていないように見えます。
その大きな理由の一つが、たとえ外資系であっても、英語はそんなに必要ないからです。
当ブログでは、このテーマの記事を山ほど書いているので、良かったらどうぞ。
日の目を見ないスキル(※この場合は英会話)を日夜磨くくらいなら、職種の専門性を磨いた方が良いです。
昇進や転職で「絶対にこのレベルが必要だ」と明確に分かっている方以外は、オンライン英会話の必要性を見直すのも手です。
無理やりオンライン英会話を続ける
とはいえ、英会話が本当に必要で、オンライン英会話をやっている方もいるでしょう。
オンライン英会話に限っては、力技(ちからわざ)も有効です。
力技とは、嫌でも何でも無理やり続けること。
無理やり続けていると、毎日・毎週オンライン英会話をすることに抵抗がなくなってきます。
さらには、英語力もなんとなく上達し始め、少しずつ話せる実感が湧いてきます。
個人的な経験では、オンライン英会話を始めて3か月くらいにこの実感を得ました。
(周囲にもそのくらいで実感した方が多いです)
無理やり続けてもあまり上達しないこともある(=才能が必要な)スポーツや芸術と違い、言語の習得は努力が報われやすいです。
イギリス人ならだれでも(言葉は悪いですが、どんなに馬鹿でも)英語が話せるように、英語力は英語を話した時間や経験に比例するためです。
どうしてもオンライン英会話をやらなければならない場合は、無理やり続ける、という根性論もあり得ます。
音読・シャドーイングに切り替える
どうしてもビジネス英会話力を上げる必要はあるが、オンライン英会話は苦手なので出来れば避けたい。
こういう方は多いと思います。(私もそうでした)
この場合、オンライン英会話以外で英会話力を上げればいい、ということになります。
色々と試してみましたが、唯一間違いなく効果があったのは、音読・シャドーイングです。
英語が堪能な外資系マネージャーのすすめで始めたのですが、これは効果がありました。
速読速聴の本や英会話フレーズの本、英単語の本でも良いので、自分の英語力に合った本で①音読や②CDを聞きながらのシャドーイングをします。
語彙(ボキャブラリー)が少ない場合、オンライン英会話をどんなに続けても語彙が少ないまま流暢になるだけです。
しかし音読では、英会話のフレーズや英単語も学びながら会話の練習ができます。ですので、初心者ほどオンライン英会話よりも音読・シャドーイングが良いのではないかと思っています。
まとめ
オンライン英会話が苦手なのは当然です。
この対処としては、①オンライン英会話の必要性を見直す、②無理やりやる、③音読・シャドーイングをやる、の3つがあります。
私自身は①~③のすべての手段をとったことがありますが、おすすめは③です。