英語のディスカッションが苦手!外資系流、4つの方法
日系でも外資系でも、グローバル化の波には逆らえません。
コロナ禍もあり、外国のチームとZOOMやMicrosoft Teamsでつなげたりして、英語でのミーティングに参加する機会が出来てしまった方も多いのではないでしょうか。
しかし、このブログでは何度も言ってますが、日本人の多くは英会話が苦手。
かくいう私自身、人事として何社も外資を経験した、いわゆる「外資系を渡り歩く」人材なのに、英語が大の苦手。
今回は、外資系流の「英語のディスカッションが苦手な場合の対処法」をお伝えしていきます。
【前提】外資系には英語のディスカッションが苦手な人がいないのか?
まず前提です。
外資系に入社したことがなく、あまり知り合いがいない方は、「外資系なら、英語のディスカッションが苦手な人なんていないのでは?」と思っていらっしゃるかもしれません。
当ブログではいつも申し上げていることなんですが、「めっちゃいます!」が答えです。
というか、世界的な外資系の日本法人であっても、英語が得意な人なんてほんの一握り。英語のディスカッションが得意な人(というか、できる人)の方が圧倒的に少ないです。
外資系を渡り歩く人材はちょっと性格的に強気な人も多いので、虚勢を張って「英語できる」みたいな顔をする人が多いですが、英語力はかなり低いのが現実です。
このあたりについて詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみていただければと思います。
英語のディスカッションが苦手な人のとるべき4つの方法
外資系であっても、英語のディスカッションが得意な人(というか、できる人)の方が圧倒的に少ないと書きました。
それでは、外資系ビジネスパーソンは英語のディスカッションをどう乗り越えているのか。
私の経験上、主に、以下の4つです。(もちろん、帰国子女や、本人の頑張りにより「普通にディスカッションに参加する」もありますが、それは除いています)
- 存在を消す
- たまに質問する。もちろんカンペを用意する
- DeepL翻訳で言いたいことを日本語で書いて、翻訳を読む
- 完全にシナリオを作っておく
それぞれ簡単にご説明します。
存在を消す
いきなりな選択肢ですが、英語のディスカッションでは存在を消している方、結構います。
むしろ、積極的に発言する人の方が珍しいです。
とはいえ、普通の神経であれば「自分、貢献していないなあ」という気持ちにいつか耐えられなくなるので、長くこの戦術一本で行くのはおすすめしません。
(ただし、何度も言って恐縮ですが、何年も外資系にいるのに、英語のディスカッションでは無になる人は結構います)
たまに質問する。もちろんカンペを用意する
たまに質問することで乗り切るのも、労力が少なく、かつ参加している感を出せる方法です。
質問された側の方が長く英語をしゃべることになり、こちらの質問は端的でよいところもお勧めできるポイントです。
質問はあらかじめトピックから会話の流れを予想しておいてもよいですし、その場でカンペを作っても構いません。
その場合、次の項で説明する方法と同じく、DeepL翻訳を使うと良いでしょう。
ちなみに、外資系ビジネスパーソンがDeepL翻訳を使っている率は異常に高いです。みんな、お気に入りバーとかに入ってます。
DeepL翻訳で言いたいことを日本語で書いて、翻訳を読む
次は「DeepL翻訳で言いたいことを日本語で書いて(PCに打ち込んで)、翻訳を読む」という方法です。
すごく積極的に参加しなければいけない場合は、この方法がおすすめです。
相手への質問や、回答をDeepL翻訳に入力していき、読む。
対面でもオンラインでも、目の前にPCがあり、キーボードくらいは打てる環境がほとんどだと思いますので、ほぼどんな時でも実行可能だと思います。
PCのOne Noteあたりでメモをとっているふりでもしつつ、DeepL翻訳に言いたい日本語を入力してそれをしゃべりましょう。
完全にシナリオを作っておく
自分が主導して完璧にこなさなければならない英語の会議、例えば外国人に対する面接などが人事である私にとってはそうですが、その場合には、完全にシナリオを作っておくのも一案です。
あまり他の人からの干渉を受けずに話すパートについては完全に原稿を作ってしまい、その他、基本的な応答(Q&A)も作ってしまう。
それに、前項で書いた「DeepL翻訳で言いたいことを日本語で書いて、翻訳を読む」を組み合わせれば、だいたい何とかなります。
まとめ
「英語が喋れないのに外資系に入社してしまうとどうなるのか?外資系人事が本音で回答」で話した通り、そもそも英語のディスカッションが苦手、という立ち位置をとっていると、その機会はあまり回ってきません。
しかし、それが回ってきてしまった場合には、外資系の(英語が苦手な)人は今回お話した感じで対応しています。